1, 文 鮮明師 の み言
1) 「父の国と母の国の一体化」
統一教会の食口たちは、日本の統一教会と韓国の統一教会が、どのようにすれば
両国間に残っている歴史的な国家的感情を超越して、兄弟のような心情圏をつくる
ことが出来るか、を考えなければなりません。これが最も重要なことです。
ここで日本や韓国という国を介在させて考える立場に立った場合には、神様が目指す
神の国を創りあげることきないのです。
異なる歴史背景をもつ立場で考えてみれば、自分の国内圏においては、常に 日本
なら日本を考えるようになり、韓国なら韓国を考えるようになります。それではいけ
ません。ここで自分の国家を超越し、韓国も日本も、韓国統一教会 の食口も日本
統一教会の食口も、共に今までの国家の観念を超越して新しい国家編成という目的
を中心として一致しなければなりせん。
このようなことを成し遂げるために、その先頭に立つ国は、歴史的に重大な使命を
もっています。ですから、韓国と日本、韓国と日本の統一教会が一つに なって一つの
国を復帰した場合、二つの国民が結びついたその伝統は、今後の歴史過程において
国の模範となり伝統的基盤となるはずですしたがって、この伝統をどのようにして
でも、清い真の伝統として神側に立てることが、今から成し遂げるべき日本と韓国
の統一食口の使命です。 (1971.1.30)
『真の父母の絶対的価値と氏族メシアの道』第4章天一国の完成と氏族的メシア
(3)父の国と母の国の一体化(196-199頁) 目次
2) 「我らが願うその国へ行かん」 全文はこちら⇒
今まで歴史において、なぜ善なる世界が、善なる希望目的の世界が現われなかったというと、
それは皆が国家の冠の中に入ってしまった。家庭の雨傘の中に皆入ったようなものだ。日本の
富士山は雨傘の形みたいだね。日本に来れば、日本の人は見えないけれど、富士山は見える。
それではいけないんだね。我々は富士山を反対にして引っ張っていかなければならない。人は今
みんなどこへ行ってしまったか。自分の冠の中に、主義主張の冠の中に入ってしまった。共産主義
も一方的にその笠の下に集めようとして世界的に何とかかんとか今、唱えているんだ。
涙と汗と血をもって奉仕して、彼らを自分達以上に繁栄させ、彼らが喜ぶのをみて、笑いながら死ん
でゆこう。これが神の心情である。親のゆく道である。世界的“親国家”になろういというのだね。
だから要は自分の親よりも、自分の子供よりも、自分の家庭よりも、自分の民族よりも、自分の国家
よりも、理想の国を愛せよ、というんだね。1967.7.2
2, 解 説 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1、 価値観の融合・統一・確立(共義)
1)まず共に生きるという二重目的的新しいビジョンの定立が必要。
存在論革命:人間とは?国家とは? 世界・人類とは?
連体と個体の二2重目的的存在(公転と自転)
東洋の伝統的存在観:関係性(場、連体・家庭)、西欧近代の存在観:個物、
第二次大戦終了と共に帝国主義の時代は終わり、国際集団主義、社会主義、
共同体主義の時代を迎えている。全体か個かの二禹択一ではなくて第三の選択は
精神性(真・善・美・愛)を縦軸とする個と全体の横的融合である。
日韓が国家的次元で争えば、共倒れ、第3国の謀略にはまり易い。今こそ日韓一体化、
1つの国をめざし、アジア共同体(AU)を目指すとき。
EUの教訓:思想(ビジョン)、政治家の役割、経済人の役割、政治・経済協定、ブロック化の推進
何よりも「信頼と尊敬」⇒「共義」 不信や憎悪では破壊しか残らない。
2)普遍を見つめる⇒真の神観に立つ 参考:「ビジョンの重要性」
国際化とキリスト教化、創造・堕落・復帰、悔い改めと赦し、十戒も3つまでは偶像崇拝を戒めている。
天皇制・神道・民族主義のアポリア、ワイゼッカー『荒れ野の40年』、李登輝『最高指導者の条件』
韓国も日本も、真の神(真の愛)と向かい合うべき。これなくして根本的
解決策は無い。「無」「空」を媒介に一神教と多神教(汎神論)との融合。
2、「為(愛)に生きる」(共栄)相互理解・信頼・尊敬・交流
1)総合的交流
a)政治・経済次元の交流から、文化交流、国家間の交流とともに、今後民間外交、NGO 活動に力を入れるべき。
b)ドイツのイスラエルに対する対応、ドイツのイスラエルに対するNGO 活動は断突。
2)比較文化論的アプローチの重要性 異文化体験が重要、海外留学の義務化
3)為に生きた人を証する(『日韓共鳴2千年史』より抜粋)
a)韓国(朝鮮)の為に生きた日本人
柳宗悦、浅川巧、大川常吉、枡富安左衛門、曽田嘉伊智、望月(永松)カズ、
李方子殿下、田内千鶴子 ⇒ 日韓家庭、金山正英、水尻
b)日本の為に生きた韓国(朝鮮)人
王仁博士、李参平、朝鮮通信使、金玄玉、朴鉄柱、力道山、鄭時東、朴春琴
⇒朴正煕、洪蘭坡、文鮮明
3、共に未来社会の創造する(協労・奉仕)人類大家族世界の実現
1)世界平和のための積極的国家戦略(平和部隊:Peace Corps)
日韓両国で国際ボランティア活動を国策とし、第3国へ派遣。
青少年の育成、老後の生きがい
2)国際指導者養成(国連平和大学、日韓協力大学等教育機関の増設、大学間のネットワーク化、コンソーシャム)
3)日韓トンネル・国際ハイウエイの推進: 技術の平準化、人と物の移動を簡素化する。
4)日韓合同慰霊祭 2014.5.11セウオル号事故慰霊祭
安重根だけではなく、伊藤博文も含めた合同慰霊祭、顕彰。
5)非核ゾーン、38線平和ゾーンを平和公園・世界遺産に!ズットナー像建立。
6)竹島(独島)に平和像を!共同管理
7)スポーツ・芸術文化交流・共催 第2回日韓親善・友好音楽の調べ
以上 J. Owaki 試案2019.8.1
参考サイト:「喫緊の日韓関係」 「朝鮮半島から希望の陽は昇る」