父母の日における霊的メッセージ 
      
1964年 アメリカ
(メリープレシーさんの手紙による)


  我が愛する子女たちよ。この日は真に喜びの日であり、もう私たちは仕事の半ばを
すでに成就したのである。もはや世界は永遠に栄え、栄光を受ける我らの神、父の権威
の中に入っているのである。

  喜べ、我が子女たちよ。今や、ここに宇宙的な夜は過ぎ去り、朝の太陽がすべての
山々の頂にさんさんと輝き始めている。そして、遠からずすべての谷間にも真理と愛の
光が潮(うしお)のように満ちあふれるであろう。 何者もこの神の主権の流れを阻止する
ことはできないであろう。栄光の中の栄光にあるこの神の国の主権は永遠に滅びること
がないであろう。

 あなたたちは朝の太陽が昇りくる光景を見たことがあるであろう。初めは徐々に光が
輝き始めるが、ある時間を経過すると、その光は正に燃える火のように遠くまで明るく
輝き照らすのを見るであろう。二度とこの地上に闇が訪れることのないような勢いで光
り輝くその光を! 我が愛する子女たちよ。今は正にそのような時である。もう勝利は
確実に保証されている。我らの神、父の心は喜びに満ちあふれる。すべての苦痛は消え
去り、喜びだけが満ちあふれる。そのような日が遠からずあなたたちの前に現れるであ
ろう。 すべてのものが神の御手の中にある事実を知れ!今や、神を離れて事が成され
るということはなく、神の承認を得ずして事の成ることもない。

 失敗と過ちに対して、すぐにも非難しようとする機会をサタンに与えるな。そのため
に多くの教訓が与えられたのである。また、自分自身の人格完成に全力を注がねば
ならない。 
 あなたたちは余りにも批判的であり、嫉妬心が強く、自負心が強い。霊界では
“思い”そのままが伝わるために、そのような悪い心を持てば、すぐさま悪霊人として
現れるのである。あなたたちは絶えまなく他人を批判するが、そんなに批判することを
好むのか。人を批判すれば自分も批判されねばならない、ということを忘れてはならな
い。

 実践の伴わないことを考えるべきではない。愛の伴わない判断をしてはならないし、
自分がなしえないことについて批判してもいけない。そうしてこそ完全な自分自身を育
てていくことができるのである。


 今、私はあなたたちの愛の祈りと献身的な奉仕をうれしく思っている。今日この喜び
があるのもあなたたちの努力の結果からであり、あなたたちなくしてはこの喜びも意味
がなく、またいかなる約束も必要がない。

 私たちは、霊的にすべて一つとなり、愛と幸福で互いに団結しなければならない。
先生夫婦は、深い愛と感謝の御手を遥かにあなたたちの上に差し伸べているのである。